１７日に大村市幸町のシーハットおおむらであった全九州高校体育大会バスケットボール男子準決勝の延岡学園（宮崎）−福岡大大濠高の試合中、ファウル判定を受けた延岡学園のアフリカ出身留学生選手（１５）が、審判の顔面を殴打した。県高校体育連盟と大村署などによると、審判は口の中を切るなど１０針縫うけが。留学生選手は警察の任意の事情聴取の後、審判に謝罪した。

　県高校体育連盟などによると、準決勝第４クオーターに３回目のファウル判定を受けた留学生が、審判に近づき、顔面を右拳で１発殴った。倒れた審判の男性は救急搬送された。没収試合となり、延岡学園は敗退した。
　大村署によると、留学生は同署で任意の事情聴取に対し「判定に納得できなかった」と話したという。聴取後、留学生と審判は署内で面会し、留学生が頭を下げて謝罪したという。審判は留学生に、バスケットボールを続けてほしいという趣旨の言葉を掛けた。審判は同署に被害届は出さない意向を示している。


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