神奈川県茅ヶ崎市で歩行者ら４人が車にはねられ、１人が死亡した事故で逮捕された９０歳の女が、事故前に「免許を返納しようと思う」と周囲に話していたことがわかりました。

　この事故は２８日、茅ヶ崎市元町の横断歩道で４人が乗用車にはねられ、市内に住む、松浦久恵さん（５７）が頭を強く打ち、死亡。男女３人が軽いけがをしたものです。警察は、車を運転していた９０歳の斉藤久美子容疑者を過失運転致死傷の疑いで逮捕しました。

　その後の取材で、斉藤容疑者は去年、知り合いの自動車修理店の男性に対し、「免許更新が近いけど、免許を返納しようと思っている」と話していたことがわかりました。しかし、斉藤容疑者はその後、高齢者講習を受け、今年３月に免許を更新していました。


　斉藤容疑者は調べに対し、「赤信号と分かっていたが急いで通過しようと思い、行ってしまった」という趣旨の話をしているということで、警察は当時の状況を詳しく調べています。


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